地図データをどうするか/国土地理院の基盤地図情報を読んでみる(その1)

「線路の地図に,GPSデータを打つ」をテーマにアプリを作ってみようと思い立ちました.電車に乗りながら使えるスマホアプリが楽しそうですが,とりあえず作りやすそうなPCのデスクトップアプリにしておくとこにします.

まずは地図データとその表示.Google Mapsが手っ取り早そうですが,アプリで使うとなるとAPIキーが必要になるのでとりあえず除外して,となると,オープンストリートマップ(OSM)地理院地図を活用させていただくことになるかな?

でも,今回は「線路の地図」がメインテーマなので,「線路だけ」をうまく表示できなかな?と思いました.例えばGoogle Mapsで拡大表示していくと,線路の中心線が出てきますが,それだけを抜き出して利用するイメージです.

上はJR西,草津駅付近を拡大したものですが,この線路データをうまく表示してアプリにつかえないかなと考えたわけです.ちなみに,ピンが立っている付近のポイント,地図データ上ではえらいことになってますね.脱線しそう・・・

ということで,ちょっと調べてみたら,国土地理院の基盤地図情報に「軌道の中心線」というデータがあるようです.これって鉄道の線路の中心ってことだよな?と思いつつ,仕様を読んでみると 「軌道の中心線」 の定義が書いてありました.

軌道法(大正十年法律第七十六号)第一条第一項に規定する軌道及び同法が準用される軌道に準ずべきもの並びに鉄道事業法(昭和六十一年法律第九十二号)第二条第一項に規定する鉄道事業に係る鉄道線路の中心線。

https://fgd.gsi.go.jp/otherdata/spec/FGD_DLFileSpecV4.1.pdf

使えそうですね.基盤地図情報については上のリンクに詳しい説明があるので割愛ですが,日本地図を描くのに必要な地形とか,建物,道路なんかの情報がベクトルデータ(数値)で入ってます.画像と違って座標とか,長さとかの数値データですので,必要な情報だけを抜き出せば,必要な情報だけが描かれた地図を作ることができます(らしいです).データのダウンロードはユーザ登録が必要ですが,基本的に無料ですし,利用に関する制限もかなり緩いように思います.

ということで,次回はこのデータを使って線路の地図を描いてみたいと思います.

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