地図データをどうするか/国土地理院の基盤地図情報を読んでみる(その2)

「地図データをどうするか/国土地理院の基盤地図情報を読んでみる」の続編です.
基盤地図情報ですが,内容とか使い方とかを解説した素晴らしいサイトはたくさんあるので,あくまで自分のための「備忘録」というスタンスで書いてます.

まずは地理院さんからデータのダウンロードです.基盤地図情報の「ファイル選択へ」へ進みます.

ファイル選択では,場所(タイル)とデータの種類を指定します.

今回は523547のメッシュ(滋賀県草津市付近)の「軌道の中心線」を選択してダウンロードしました.初めての場合はダウンロードに進むときにユーザ登録が必要になります.今回ダウンロードしたファイルを解凍すると,「FG-GML-523547-RailCL-20210401-0001.xml」というxmlファイルが出てきました.このxmlファイルをテキストエディタで開いてじーっと眺めてみます.すると,下のようなカタマリが沢山入ってるのが分かります.

<type>普通鉄道</type>
</RailCL>
<RailCL gml:id="K21_4891512600_7">
<fid>48915-12600-s-22257</fid>
<lfSpanFr gml:id="K21_4891512600_7-1">
<gml:timePosition>2018-12-19</gml:timePosition>
</lfSpanFr>
<devDate gml:id="K21_4891512600_7-2">
<gml:timePosition>2021-03-09</gml:timePosition>
</devDate>
<orgGILvl>2500</orgGILvl>
<vis>表示</vis>
<loc>
<gml:Curve gml:id="K21_4891512600_7-g" srsName="fguuid:jgd2011.bl">
<gml:segments>
<gml:LineStringSegment>
<gml:posList>
35.000000000 135.879485528
35.000168222 135.879239972
35.000293611 135.879045861
35.000392889 135.878886111
35.000594278 135.878531500
35.000808116 135.878094616
</gml:posList>
</gml:LineStringSegment>
</gml:segments>
</gml:Curve>
</loc>

仕様をチラ見すると,軌道の中心線は直線で,カーブとかも直線をつなぎ合わせて表現されているようです.ぱっと見で直線の端点の座標は,18~23行目の,35から始まる数値が緯度で,135から始まるのが経度ですね.NMEAの「度分.分の小数点以下」みたいなやりにくい形式でもなく,素直に「度」表示のようです.違ったらどうせちゃんと描画できないので,そのつもりで進めます.4行目のfidがこのカタマリの固有のidのようです.

てことで,この座標値を読み出して,順番に直線で繋げば良さそうです.ちゃんと仕様を読むべきなんでしょうけど,,,

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