
今日は朝から雨の音で目が覚めました.伊丹の空は夜明け前からずっとしとしと雨模様で,朝のMETARでは視程が3000m台まで落ちていて,しばらくの間,まるで空全体が霧に包まれているような感じでした.気温は一日を通して20℃前後,湿度も高くて,まさに梅雨を先取りしたような空気でした.
午後も雨は続いて,レーダーを見ていてもずっと細かいエコーがかかっている状態で,空見の丘も今日はしっとりと静まり返っていたのではないでしょうか.風も穏やかで,飛行機の音だけが遠くからゆっくり届いてくるような,そんな日でした.
最高高度は,China AirlinesのCAL021便.シアトルから台北へ向かうA350が44,825ftを記録していて,こういう雨の日でも,そのはるか上空ではきっとスカッとした青空が広がっているのかな,と想像するだけでワクワクしてしまいます.
夜になっても雲は晴れず,湿った空気はそのまま残りましたが,ANA41とJAL139は予定より少し早めにやってきました.どちらもMIRAI上空で綺麗に3周ホールドを描いてから進入.チャート通りの美しい軌跡が,逆に今日の空に映えて見えました.
最近はJALの方が先に到着することが多いけれど,今日はどちらも余裕のある着陸で,門限を気にせず見守れるのは嬉しいですね.
明日も良い空になりますように.
by Seiko Kanno